漫画で原発推進 「迷信排す」とインド公社

(01/26 14:22 時事通信配信)

ニューデリー】インドの国営原子力発電公社(NPCIL)が原発推進のため漫画を作成し、
建設予定地にある学校や村に教材などとして配布している。インド政府は電力不足を補う
必要から原発の誘致・建設を積極的に進める一方、地元住民の反対運動に直面している。
原発のメリットを宣伝することで反発を和らげたい考えだ。

漫画はヒンズー語のほか英語版などがあり、3部作で計86ページ。第1部は、原発建設予定
地に住む主人公ブディヤら村民が不安を訴える場面から始まる。そこで都市で教育を受け
た若者が登場し、原発は安全で村に繁栄をもたらすと説明しながら「迷信」を解いていく
ストーリーだ。