中間貯蔵施設、計画見直しを 高濃度廃棄物は拒否 福島県楢葉町

(01/27 12:02 時事通信配信)

福島県楢葉町の松本幸英町長は27日、福島県庁に佐藤雄平知事を訪れ、東京電力
福島第1原発事故の除染に伴う放射能汚染土などを保管する中間貯蔵施設について、
「今後の町づくりなどに大きな影響を及ぼす。敷地を集約する工夫なども検討する
べきだ」と述べ、施設の配置など整備計画の見直しを政府に要望するよう求めた。
佐藤知事は「真摯に受け止める」と述べた。

松本町長は会談後、記者団に対し、「国は(高濃度廃棄物も保管する)中間貯蔵
施設と言っている。町の考えとは隔たりがあり、遺憾だ」と強調。高濃度廃棄物
は拒否する考えを改めて表明した。