除染、最大3年延長 福島県内6市町村で 環境省

(12/26 11:58 時事通信配信)

環境省は26日、東京電力福島第1原発事故に伴い原発周辺11市町村で実施している国直轄の
除染の終了時期について、6市町村で最大3年間延長する新たな計画を発表した。当初計画
では、今年度中の完了を目標としていたが、除染で出た汚染土の仮置き場の確保が難航し、
作業が大幅に遅れた。

6市町村のうち、仮置き場の確保や地権者の同意取得を前提に、川俣町と葛尾村は2年間延長
し2015年度内に、南相馬市と浪江、富岡両町、飯舘村は3年間延長し、16年度内に完了する
目標を設定した。

一方、双葉町については新たな目標を示さなかった。放射線量が高い地域が多いためで、今後、
町の復興計画策定と併せて除染スケジュールを検討する。