女川2号機、あす安全審査申請 被災原発で初めて

(12/26 13:08 時事通信配信)

東北電力は26日、女川原発宮城県石巻市、女川町)2号機の再稼働の前提となる安全審査
を、原子力規制委員会に27日に申請すると発表した。東日本大震災で直接被害を受けた原発
で、再稼働に向けた手続きが始まるのは初めて。申請に先立ち東北電は26日午後、安全協定
に基づき立地自治体に安全対策の内容を説明する。
 
原発の新規制基準に基づく安全審査の申請は、女川2号機で16基目。全基の廃炉が決まって
いる東京電力福島第1原発を除く全国16カ所(計48基)の原発のうち、半数を超える9カ所が
安全審査の対象となる。
 
東北電は再稼働の目標時期を2016年度以降としており、規制委の審査終了後、宮城県を含む
地元自治体の同意を求める手続きに入る。