島根2号機、安全審査申請 福島と同型3基目 中国電力

(12/25 09:35 時事通信配信)

中国電力は25日、島根原発2号機(松江市)の再稼働に向け、新規制基準への適合性
審査(安全審査)を原子力規制委員会に申請した。同社の申請は初めて。これまでに
東京電力など5社が7原発14基を申請しているが、東電福島第1原発と同じ沸騰水型の
審査は、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)に続き3基目となる。

申請書を提出した中国電の清水希茂副社長は「先行する原発の審査状況をつぶさに
確認し、織り込めるものは織り込んだので、充実した申請書になった」と述べた。

国電鳥取県などの想定に基づき、最大津波高さを約9.5メートルに設定。9月に
高さ15メートルの防波堤を完成させた。 新基準で沸騰水型原子炉に義務付けられた
「フィルター付きベント」は来年5月ごろ、事故時の対策拠点となる免震重要棟は来
年9月までに設置する。