京大原子炉など安全性確認 基準適合せずに運転可能 規制委

(12/25 14:40 時事通信配信)

原子力規制委員会は25日、商用原発以外の原子力施設にも重大事故対策を義務付けた
新規制基準の施行に伴い、京都大研究用原子炉(大阪府熊取町)など3施設について、
運転した際の危険性がないか確認することを決めた。これらの施設は新基準に当面適
合しなくても運転を認めており、規制委事務局で事業者からのヒアリングや現地調査
を行う。

確認作業の対象となるのは他に三菱原子燃料のウラン再転換工程(茨城県東海村)と
日本原燃のウラン濃縮施設の均質濃度タンク(青森県六ケ所村)。この二つは核燃料
を製造するための施設で、六フッ化ウランを扱っている。