首都近郊の原発、19年に閉鎖 スイス

(10/30 19:35 時事通信配信)

ジュネーブ】スイスの首都ベルン近郊にあるミューレベルク原発の運営会社
ベルン州電力は30日、同原発を2019年に閉鎖すると発表した。脱原発の流れが
強まる中、「技術的、経済的、政治的な不透明感により長期的に事業リスクが
高まる」と判断。当初22年としていた閉鎖時期を前倒しした。

ミューレベルク原発福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉で、1972年に稼働した。
スイスは東京電力福島第1原発の事故直後に34年までの脱原発を決定。現在、
国内4原発で五つの原子炉が稼働している。