凍土遮水壁は完成から6年間維持 エネ庁が見通し

(10/30 20:08 共同通信配信)

経済産業省資源エネルギー庁は30日、東京電力福島第1原発の汚染水抑制を目的に、
原子炉建屋などへの地下水流入を防ぐ「凍土遮水壁」について、完成から約6年間
は維持することになるとの見通しを示した。第1原発廃炉作業を監視する原子力
規制委員会の検討会で明らかにした。

凍土遮水壁は1〜4号機建屋の周囲約1.4キロの地中を冷却剤で凍らせて造る。国は
設置費用として約320億円の支出を決めているが、地層を冷やし続けて遮水壁を維持
するための管理費用は東電が負担するという。