「高濃度汚染瓦礫」原発敷地内に埋設 東電社長が方針

(10/24 11:30 福島民友新聞配信)

東京電力の広瀬直己社長は23日の参院予算委員会で、福島第1原発廃炉作業で出る
高濃度の汚染瓦礫を同原発敷地内に埋める方針を明らかにした。立地している双葉、
大熊両町との安全協定に基づき、両町から埋設に了解を得たい考えも併せて示した。
増子輝彦議員(民主、福島選挙区)への答弁。
 
原発敷地内の瓦礫は現在、約6万5000立方メートルあるという。瓦礫の処理について
広瀬社長は、材質や汚染の度合いに応じて分別し保管場所を決めると説明した。その上
で高濃度の汚染瓦礫については「(放射能汚染が)高レベルの場合、土の遮蔽はかなり
効果があり、土をかぶせる方法を考えている」と述べた。