福島・宮城・岩手に津波 最大40センチ、原発異常なし 東北・関東で震度4

(10/26 04:33 時事通信配信)

気象庁によると、26日午前2時10分ごろ、東北、関東地方で震度4の揺れを観測した。
同庁は岩手、宮城、福島、茨城各県と千葉県九十九里・外房に津波注意報を出し、
同3時すぎには福島県相馬市と岩手県久慈港で40センチ、宮城県石巻市鮎川で30センチ、
岩手県大船渡市で20センチ、同県釜石市で微弱の津波が観測された。同庁は同4時5分、
5県の津波注意報を解除した。
 
東京電力によると、福島第1、第2原発放射能を測定するモニタリングポストの値に
異常はないという。福島第1原発で夜間作業を続けていた作業員2人は、免震重要棟など
のある高台に避難した。
 
東北電力によると、管内の原発に異常はない。午前3時すぎ、女川原発の潮位計が最大
55センチを観測した。
 
岩手県大船渡市、岩泉町などは、沿岸部に避難勧告を出した。総務省消防庁によると、
福島県いわき市など同県沿岸部の3消防本部に被害の報告はない。
 
気象庁によると、地震震源地は福島県沖で、震源の深さは約10キロ、地震の規模
マグニチュード)は7.1と推定される。東日本大震災の巨大地震の余震と考えられる
という。