ストロンチウム他40万ベクレルを検出 1、2号機海側井戸 福島第1

(9/27 01:27 時事通信配信)

東京電力福島第1原発放射能に汚染された地下水が海へ流出している問題で、
東電は27日、1、2号機タービン建屋より海側の地下水で26日に採取した水から、
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベク
レル検出されたと発表した。

これまでの最高値は別の井戸で計測された同90万ベクレル。東電は高濃度の
原因について「現時点では分からない」と話している。

東電によると、40万ベクレルが検出された地下水を採取した井戸は港湾から
40メートルほど内陸にある。地下水汚染を調べるため東電が新たに掘った井戸
で、セシウム134は検出限界値未満、セシウム137は同2.1ベクレルと比較的低い
値だった。