福島原発、複数箇所から漏洩も 汚染水流出で規制委指摘

(7/29 12時57分 共同通信配信)

原子力規制委員会は29日、東京電力福島第1原発廃炉作業を監視する検討会で汚染水が
海に流出している問題を集中議論し「複数の漏洩地点があると思って早急に対策をとる
べきだ」と指摘した。

規制委はこれまで敷地海側のトレンチ(地下道)が汚染水の漏洩源になっている可能性を
指摘していた。漏洩源が複数になれば対応がより困難になる。規制委の更田豊志委員は、
国や東電から専門家を集めた作業部会を設置し、漏洩源の特定などについて分析を深める
考えを明らかにした。また海洋での放射線モニタリングを強化するため、新たな検討会も
設置する。