セシウム23億ベクレルを検出 福島第1原発のトレンチ

(7/27 12時21分 共同通信配信)

福島第1原発の汚染水が海に漏れている問題で、東京電力は27日、漏洩源とみられる敷地
海側のトレンチ(地下道)にたまった水から、1リットル当たり23億5千万ベクレルの放射性
セシウムが検出されたと発表した。事故直後の2011年4月、海に漏れ出た汚染水と同程度の
濃度という。

トレンチは1、2号機タービン建屋の東側で、原子力規制委員会がたまった汚染水がトレンチ
底部から漏れているのではないかとの見解を示している。東電によると、トレンチの水は
26日に採取。セシウム134(半減期約2年)は7億5千万ベクレル、セシウム137(同約30年)
は16億ベクレルだった。