人体への影響、すべて考慮を 福島原発事故の健康調査で 国連報告者

(5/29 09:01 時事通信配信)

ジュネーブ東京電力福島第1原発事故に伴う被災地住民の健康をテーマに調査した国連人権理事会
のアナンド・グローバー特別報告者は28日、放射線の被曝量と健康の関連性が科学的に証明されていな
くても、あらゆる影響を考慮すべきだと訴えた。

グローバー氏は27日の人権理で、日本政府による事故後の情報公開、福島県による住民の健康診断など
について問題点を報告した。人体への放射線の影響に関しては、日本政府と見解が分かれている長期の
低線量被曝の影響も重視するよう主張。政府が反論文書を提出していた。