もんじゅ、非常用発電機で黒煙 保安規定違反状態に 原子力機構

(4/30 18:59 時事通信配信)

日本原子力研究開発機構は30日、高速増殖炉もんじゅ福井県敦賀市)の非常用ディーゼル
発電機で、試験中に黒煙が発生したと発表した。3台ある非常用ディーゼル発電機のうち、
1台が点検中で、もう1台が黒煙発生により一時的に動かせなくなったため、「2台が稼働可能
であること」と、安全上の最低条件を定めた保安規定に違反する状態となった。

同機構によると、黒煙が発生したのは30日午後2時25分ごろ。発電機上部の配管を閉め忘れて
動かしたため、すすなどが混ざった空気が噴き出したと考えられるという。