関電と九電、1日に値上げ 家庭用を平均9.75%と6.23%

(4/30 19:22 時事通信配信)

関西電力九州電力は5月1日、家庭用電気料金を平均9.75%と6.23%それぞれ値上げする。
原発停止に伴い燃料費の高い火力発電の割合が増えたためだ。両社が政府の認可を伴う
本格値上げに踏み切るのは33年ぶり。燃料の輸入価格上昇の影響なども含めた標準家庭
の値上げ額は、関電が643円、九電が362円となる。

企業用は4月1日から関電が平均17.26%、九電が11.94%を値上げしている。

今回の家庭、企業用の値上げは、関電が高浜原発3、4号機(福井県高浜町)、九電が川内
原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)をいずれも7月に再稼働させることなどが前提。再
稼働が遅れれば、再値上げの可能性が高まる。