原発事故「経験共有したい」 ウクライナの被災市長


(4/26 18時50分 共同通信配信)

27年前のチェルノブイリ原発事故の被災地、ウクライナ・コロステン市のモスカレンコ市長が26日、東京都内で
記者会見し、東京電力福島第1原発事故の被災者に「共感を覚えており、自分たちの経験を共有したい」と表明。
市が復興に向けて歩む過程で二つの法律が有効だったと紹介した。

コロステン市はチェルノブイリ原発の西方約110キロにあり、約7万2千人の人口が事故後、約5万6千人にまで落ち
込んだが、現在は約6万5千人に回復している。市長は、ウクライナ政府が整備した「被災者の社会的地位の保全
などに関する二法が「確固とした措置を取る基盤になった」と振り返った。