安倍首相「夏の電力対策に万全」 原発再稼働の意見相次ぐ 諮問会議

(3/26 21:47 時事通信配信)

政府は26日、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開き、エネルギー政策と地域活性化について議論した。出席した
間議員や閣僚からは、安全が確認された原発を早期に再稼働させるべきだとの意見が相次いだ。安倍首相は「この夏の
エネルギー需給対策に万全を期していきたい」と述べた上で、「責任あるエネルギー政策の構築を目指す取り組みを進めて
ほしい」と茂木敏充経済産業相に指示した。

佐々木則夫東芝社長ら民間議員は会合で「原発停止によるエネルギー供給不安と電力料金の高騰は、日本の経済活力を削ぐ
深刻な問題だ」と強調。経産相は、原発が1基稼働すると貿易収支が500億〜800億円改善するとの試算を紹介し「安全性を
確認したものは稼働させなければならない」と訴えた。