学会事故調「痛恨の極み」と謝罪 福島第1原発事故で

(3/27 10時06分 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故をめぐり、日本原子力学会事故調査委員会(委員長・田中知東大大学院
教授)は27日、「事故を防ぐことができず、痛恨の極み」と謝罪するとともに「津波のリスクを十分
考慮すべきだ」とする調査報告書の骨格を示した。具体的な対策や提言は年内にまとめる最終報告書
に先送りした。

この日、近畿大大阪府東大阪市)で開催中の同学会で公表した。骨格では、これまでの学会につい
て元幹部らを対象にしたアンケート結果を一部公表。「安全性研究の予算がわずかで、電力会社も研
究を歓迎しない雰囲気だった」などと反省する声などもあった。