福島原発停電の原因はネズミ 接触でショート

(3/25 19時34分 共同通信配信)

東京電力は25日、福島第1原発使用済み核燃料プールが冷却できなくなった停電の原因は、仮設配電盤に
ネズミとみられる小動物が触れ、ショートしたことが原因と断定した。ショートで過電流が発生、遮断器が
電流を止めたほか、一部の設備は電圧の変化で自動停止したとみられる。

尾野昌之原子力・立地本部長代理は「小動物の侵入防止を含め、必要な対策を進めたい」と話した。東電に
よると、仮設配電盤は端子付近が焦げ、見つかった小動物(体長25センチ)の死骸に感電した痕があり、
停電原因は小動物の接触と判断した。仮設配電盤に小動物が入り込めないようにする対策は取っていなかった。