浜岡、原子炉圧力容器内に錆 燃料集合体も、5号機

(1/30 20時31分 共同通信配信)

中部電力浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)で2011年5月、運転停止中に原子炉内に海水が流入
した問題で、中部電は30日、原子炉圧力容器内の金属製内張り材と燃料集合体の骨組みの一部
に錆があったと発表した。研磨して除去し、安全性に影響はないとしている。同日、原子力
制委員会に報告した。

中部電によると、内張り材は容器本体の鋼鉄の腐食防止のために内側表面に張られており、ステ
ンレス。錆は数ミリ〜十数ミリの大きさで内部に点在していた。錆が残った部分もあるが、水質
維持により腐食は進まず、超音波検査の結果、放射性物質が漏れる危険性はないとしている。