巨大地震が6千年間に15回 南海トラフ付近と高知大調査

(1/29 21時07分 共同通信配信)

東海、東南海、南海地震の3連動で起きたとされる宝永地震(1707年)に匹敵する巨大地震が、過去
約六千数百年の間に15回程度起きていた可能性があることを、高知県土佐市の池の津波堆積物を調査
していた高知大の岡村真特任教授のチームが突き止めたことが29日、分かった。

チームによると、東海沖から四国沖にかけての海底にある溝状地形「南海トラフ」付近の津波痕跡の
データはこれまでは約2千年前までしかなく、津波痕跡としては最古級としている。岡村特任教授は
「300年から400年程度の幅で1回、宝永級の地震が起きるとのこれまでの研究結果の裏付けになった」
としている。