再処理工場「10月完成目指す」 原燃、新基準策定前に

(1/30 13時32分 共同通信配信)

日本原燃の川井吉彦社長は30日、青森市内で記者会見し、稼働に向けた試験を行っている使用済み
核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)について「(従来の予定通り)10月の完成を目指していき
たい」と述べた。

原子力規制委員会は、12月までにまとめる新安全基準を満たさなければ、稼働を認めない方針を
示しているが、川井社長は基準の策定前でも、国に完成許可を求める考えを示し、「基準には対応
していくが、規制委にはできるだけ(基準の)骨子案を早くご提示いただきたい」と注文した。
完成までに残された試験や検査のうち、川井社長は、ガラス固化試験を4月上旬にも開始できると
明らかにした。