敦賀原発「直下に活断層」を明示 調査団が報告書案大筋合意

(1/28 18時44分 共同通信配信)

原子力規制委員会の調査団が28日、都内で開いた会合で、日本原子力発電敦賀原発福井県)の2号機直下を
走る断層「D―1破砕帯」は「耐震設計上考慮する活断層である可能性が高い」との報告書案が示され、調査
団は大筋で合意した。

団長役の島崎邦彦委員長代理は「どこか気付かない穴があるかもしれない」と述べ、調査団5人以外の専門家
の意見を聴いた上で取りまとめる方針を示した。今後の手続きは未定で、報告書を規制委に提出する時期は
不透明となっている。報告書案への意見は、関係学会から推薦を受けて選ばれた関西電力大飯原発など別の
断層調査団メンバーら計12人に依頼する。