福島第1原発、進まぬ汚染水対策 事故2年前に公開

(1/28 19時40分 共同通信配信)

東京電力は28日、事故からまもなく2年となる福島第1原発を報道陣に公開した。同原発は1〜4号機
廃炉に向けた作業を進めているが、放射性物質を含んだ汚染水対策がなかなか進まず、1日平均
約3千人の作業員による懸命の取り組みが続いている。

1〜3号機では原子炉冷却で発生した汚染水からセシウムや塩分を取り除き、再度原子炉に戻して
冷やしている。しかし建屋の地下に地下水が流入し、汚染水がなかなか減らない。高橋毅所長に
よると、1日あたりの地下水流入量は300〜400トン。井戸でくみ上げ、建屋内への流入を抑えて
いるが、20〜30%減らすことができる程度という。