「美味しんぼ」連載再開で「福島の真実」編スタート 震災後の福島が舞台

まんたんウェブ 1月28日(月)0時0分配信)

「今年連載30周年を迎える雁屋哲さん原作、花咲アキラさん作画の人気マンガ「美味しんぼ」が、
28日発売のマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)9号から新シリーズ「福島の真実」
編として連載を再開した。」

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とのことで目を通してみましたが、時は2011年10月の設定、そしていきなり会津地方の米農家を
出してきたので、これはどうかな・・と思いました。会津地方は比較的汚染が少なく、もちろん
裏づけとなるデータも載せていますが(データ提供機関となっているうちの一つが、筆者がよく
利用する測定機関だったので吹きました)、いわゆる「風評被害」につなげそうな展開で、大衆誌
ではこれが限度かな、いやもう少し様子を見てみよう・・と複雑な心境でした。

筆者が直に講演を拝聴した、京都大学原子炉実験所助教の今中哲二氏は、実際に福島県内で生鮮
食品(桃)を購入されたことがあります。その際、「福島県産」と明記されているものはなく、
福島県会津産」となっていたそうです。それらが実際に会津地方の産物なのか、いわゆる「産地
偽装」なのかは確かめようもありませんが、このような事実もあるのです。