大飯原発、調査団4人が「疑問」 関電説明は「納得できない」


(12/28 22時01分 共同通信配信)

原子力規制委員会の現地調査団は28日、国内で唯一稼働する関西電力大飯原発福井県)で2回目の
活断層調査を行った。関電が「地滑り」と主張する敷地北側の試掘溝で見つかった地層のずれについ
て、5人の調査団のうち4人が「関電の説明には納得できない」との見解を示した。

29日も調査を続行、年明けに調査結果を議論する。記者会見で、団長役の島崎邦彦委員長代理ら4人
は関電の地滑り説を疑問視した。関電はずれの時期の特定に、真上の地層で見つかった火山灰を根拠
としたが、渡辺満久東洋大教授は「学術的に受け入れられないとの印象だ」と述べた。