富岡町長が再稼働反対表明 「福島の心傷つける」

(12/28 13時47分 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故のため避難している福島県富岡町の遠藤勝也町長は28日、「政府に再
稼働を優先するような姿勢が見えるが、福島県民の心を傷つけるものだ。国民の議論による合意
形成がない限り、政府だけで再稼働を決めるのは、福島は絶対大反対だ」と述べた。役場が移転
している郡山市を訪れた環境省井上信治田中和徳副大臣との会談で発言した。

富岡町には福島第2原発がある。現在は運転停止中で、廃炉を含めた今後の具体的な方針は示され
ていない。遠藤町長は「原発行政がスタートしたのは自民党政権。その政権の中で安全基準が脆弱
だったから、事故が起きた」と強く批判。