内部被曝の二大測定法

以下の文章は、以前私が別の発行物に書いたものですが、長すぎる部分がありまし
たので手を加えました。ちなみに、私は個人でも利用でき、かつ測定にゲルマニウ
半導体検出機器を使用し、測定の際の検出下限値をかなり低く設定できる測定機
関を見つけましたが、中には検出下限値を高く設定して(20ベクレル/kg等)料金を
取るところもあるので注意して下さい。

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・・内部被曝(飲食・呼吸を通して体内に放射性物質を取り込むこと)についても、
できうる限り注意を払ってきたつもりですが、それでも漏れがあるかもしれない、
と考えたわけです。

内部被曝を測定するには、ホールボディカウンター法とバイオアッセイ法があります。
注意点としては、どちらも電磁波(携帯電話が発する電波も電磁波の一種です)であ
ガンマ線を放出する核種のヨウ素131、セシウム134、セシウム137のみ正確に測定
できる、ということです。ホールボディカウンター法では人体を透過するほど強い
ガンマ線を捕捉しやすく、バイオアッセイ法(多くは尿検査です)では、それら核種
は一部が体外に排泄される傾向があるので測定しやすいのです。

次にどちらを選ぶかですが、私はバイオアッセイ法を選びました。ホールボディカウ
ンターは、精密な機器ではMRIのように人体をすべて測定器の中に入れるのですが、
それほどのものは台数が限られている上、簡易な機器でも個人が申し込んで測定を受
けられる、というわけではありません。・・

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ものは試し、で私自身が測定を受けてみましたが、ヨウ素131、セシウム134、セシウム
137全て不検出でした(検出下限値は0.43ベクレル/kgだったように記憶しています)。