海洋汚染の一例(資料としては古いですが)


これは、第五福龍丸が被災したビキニ環礁水爆実験後の、放射性
物質(セシウム137、原水爆実験ではセシウム134は放出されない
ので)の海洋における拡がりを表した図です(×印が爆心地です)。
だいたい1年2ヶ月くらいかけて、太平洋を半周しているようです。
単純に考えると2年6ヶ月もすれば太平洋を一周するのでしょうか。
これをみると、以下の報道も(クロマグロは回遊魚であるとはいえ)
さもありなん、と思えます。

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(5/29 04時00分 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故に伴う微量の放射性セシウムが、米西海岸沖
クロマグロから検出されたと米スタンフォード大などの研究チームが
28日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 チームは「マグロが
太平洋を横断し、原発事故による放射性物質を運んできたのは明らかだ」
としている。食べても健康への影響は心配ないレベルだが、事故の大きさ
をあらためて示す結果だ。 昨年8月、カリフォルニア州沖でクロマグロ15
匹を捕獲、セシウム134を1キログラム当たり4ベクレル、セシウム137を6.3
ベクレル検出した。昨年の原発事故時に日本沿岸にいて海流に乗り移動して
きたらしい。
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