原発由来の放射性物質となぜわかる?

千葉県柏市の市有地から高い数値の放射線が検出された件で、文部科学省は「福島第一原発由来の可能性がある」と調査する意向を示しました。なぜ原発由来とわかるのでしょうか。

土壌中から、セシウム134が検出されたためです。セシウム134は、生成過程が原発由来となります。ウランが核分裂するとき、セシウム133という元素ができますが、それに格納容器内の中性子線が当たって初めてセシウム134になるからです(そのため、核実験ではセシウム134は放出されません)。
この記事を書いている10/23午前9:30現在、なぜそれほど高い数値を示しているのか原因不明ですが、誰かが放射性物質の溜まりやすい汚泥でも埋めて捨てた、という結果であれば(それでも良くありませんが)と願っています。

(補足)
時事通信 10月23日(日)16時34分配信の報道では、文部科学省の現地調査の結果、計測場所脇の側溝のコンクリートが破損していたため雨水が漏れた可能性がある、とのことでした。