京大研究炉の審査書案決定 重大事故対策など導入 規制委

(07/27 16:20 時事通信配信)

原子力規制委員会は27日、再稼働に必要な審査を申請していた京都大研究用原子炉(KUR、大阪府熊取町)に
ついて、事実上の合格証となる審査書案を承認した。2013年12月に研究用原子炉の新規制基準が策定されて以降、
「合格」は今年4月の京大臨界実験装置と近大原子炉に続き3例目。KURは出力が5メガワットとやや大きく、商用
原発の新基準で取り入れられた重大事故対策に相当する対策を盛り込んだ。原子力委員会文部科学省の意見を
聞いた後、正式決定する。