伊方3号機の仮処分申請 大分県の男性

(6/30 13:40 時事通信配信)

7月下旬に再稼働予定の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全が確保されていないとして、大分県の男性が
30日までに、四国電を相手に運転差し止めを求める仮処分を大分地裁に申し立てた。同機の仮処分申請は広島、松山
に次ぎ3件目で、今後は市民団体が同地裁に訴訟も起こす考え。
 
四国西部・佐田岬半島の付け根に位置する伊方原発は、豊後水道を挟み大分市と最短で約50キロの距離にある。
 
原告側は申立書で、伊方原発で重大事故が起き東から風が吹けば、大分も放射性物質により汚染される恐れがあると
主張。「中央構造線断層帯」に沿って起きた熊本地震を受け、断層帯から5キロ離れた伊方原発付近で地震が誘発される
危険性があると訴えている。

四国電力の話 申立書の内容を確認した上で、伊方発電所の安全性を適切に主張していく。