高浜原発は引き続き運転できず 大津地裁、関電の申し立て却下

(6/17 10:33 福井新聞online配信)

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた3月の大津地裁仮処分決定を不服として、関電が
申し立てた決定の効力を一時的に止める執行停止について、同地裁(山本善彦裁判長)は17日、請求を却下した。決定
の効力は継続し、高浜2基は法的に運転できない状態が続く。

仮処分を巡っては、同地裁(山本裁判長)が3月9日、滋賀県の住民側の請求を認め、運転差し止めを命じる決定を出した。
関電は同14日、「科学的、技術的検討を行っていない」として、取り消しを求める異議と執行停止を申し立てていた。

異議審については5月10日に第1回審尋が開かれ、双方がそれぞれの主張に対する反論書面を6月10日に提出し、実質的審理
終結。決定の時期はまだ示されていない。