「虚偽説明、極めて遺憾」 東電検証で泉田新潟知事 炉心溶融公表遅れ

(6/16 19:54 時事通信配信)

東京電力福島第1原発事故で「炉心溶融」の公表が遅れた問題で、新潟県泉田裕彦知事は16日、当時の東電社長が
炉心溶融」の言葉を使わないよう指示したと第三者検証委員会が公表したことについて、「県の技術委員会に虚偽
の説明をしていたということであり、極めて遺憾」とするコメントを発表した。

この問題では、事故を独自に検証している新潟県が東電に説明を求め、炉心溶融を定義したマニュアルの存在が明らか
になった。

泉田知事はコメントで、県が東電と合同で設置する委員会でさらに検証を進めると表明。東電に対し「組織として何事
も包み隠さず真摯に対応していただきたい」と求めた。