原発の廃炉処理で合弁 金属の再利用目指す 神戸製鋼

(04/25 18:15 時事通信配信)

神戸製鋼所は25日、原発廃炉に伴って発生する金属や樹脂などのごみを処理するため、スウェーデン廃棄物処理会社
スタズビックと7月をめどに合弁会社を設立すると発表した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本では老朽化した原発
廃炉決定が相次いでおり、金属の再利用を含む処分事業の需要が高まると判断した。

スタズビックは、原発解体時に発生する金属類を再利用したり、樹脂を安全に焼却したりするノウハウを持つ。合弁事業
では電力会社から引き取った金属類をスウェーデンに輸送し、スタズビックの技術を活用して放射性物質を除去する。
また樹脂の焼却設備を電力会社に販売する。