女川、東通も「耐震」に変更 原発事故拠点、「免震」から 川内原発参考・東北電力

(04/21 19:50 時事通信)

東北電力は21日、女川原発2号機(宮城県)と東通原発1号機(青森県)に設ける事故時の対応拠点「緊急時対策所」
について、建物の構造を免震から耐震に変更すると発表した。過去に施工実績がないことや、原発の新規制基準を
クリアし、再稼働した九州電力川内原発(鹿児島県)が当初の免震から、耐震構造に計画変更したことも参考にした。

東京電力福島第1原発事故で、免震重要棟が対応拠点として貢献しただけに、相次ぐ「耐震棟」への変更は論議を呼び
そうだ。

新基準は緊急時対策所に対し、想定される最大の揺れ(基準地震動)でも機能が維持できることを求めており、岩盤に
建物を直接設置する耐震構造か、建物下のゴムなどで揺れを吸収する免震構造かは問わない。