漏水トラブル、ボルトに緩み 26日以降に再稼働 高浜4号機

(02/22 20:00 時事通信配信)

関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で放射性物質を含む水が漏れたトラブルで、関電は22日、「弁のボルト1本
に緩みがあったのが原因」と発表した。同社は部品の取り換えや点検などを行った上で作業を再開させる。準備ができ
次第、26日以降に再稼働させる。

関電によると、水漏れ箇所は、原子炉を冷やす1次系統につながる配管の弁の一つ。弁の4本あるボルトのうち1本の締め
付けが緩く、通水した際の圧力で水漏れが起きたという。弁は2008年8月からの定期検査で分解点検された。その後、4号
機は11年7月まで稼働していたが、トラブルは起きていなかった。同社は「分解点検の際の締め付けが弱かったとみられる」
と説明した。