使用済みMOX18.5トンに 高浜原発、再稼働で急増3.5倍 商用炉で最多

(1/31 02:34 時事通信配信)

関西電力高浜原発(福井県高浜町)で3号機に続き4号機も再稼働した場合、極めて強い放射線を放つ使用済みの
ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が約18.5トンに増えることが30日、分かった。再稼働前の高浜原発
の使用済みMOX燃料は約5.3トンで、3.5倍に急増する。

3号機は29日に再稼働し、関電は4号機も2月下旬に再稼働させる予定。使用済みMOX燃料は処分方法が決まって
おらず、原発内で長期保管される可能性が高い。MOX燃料を通常の原子炉で使うプルサーマルが実施された原発
のうち、高浜は使用済みMOX燃料の量が最多となる。