住民らの訴え棄却 震災瓦礫処理 大阪地裁

(01/27 18:29 時事通信配信)

東日本大震災で発生した瓦礫を大阪湾岸で焼却処理したのは生命・身体に害悪を及ぼす可能性があったとして、大阪府民ら
が府と大阪市に慰謝料を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(西田隆裕裁判長)は27日、訴えを棄却した。

判決は、瓦礫の焼却灰から検出された放射性セシウムの濃度などから、原告らの被曝量は年間1ミリシーベルトを超えないと
指摘。害悪が及ぶ可能性は認められないと判断した。

判決によると、大阪府・市は2013年2〜9月、岩手県の瓦礫約1万5300トンを市環境局の工場で焼却し、人工島にある処分場に
埋め立てた。