「もんじゅ」検討会初会合 勧告受け、新体制など議論 文科省

(12/28 11:32 時事通信配信)

多数の点検漏れなど不祥事が相次ぎ、原子力規制委員会から運営主体の交代を求める勧告を受けた高速増殖炉もんじゅ
福井県)について、文部科学省は28日、日本原子力研究開発機構に代わる新たな運営主体選定など、もんじゅの在り方を
議論する有識者検討会(座長・有馬朗人元文部相)の初会合を開いた。

規制委は11月の勧告で、半年後をめどに適切な能力を持つ運営主体を示すよう求めており、検討会は来年夏までに結論を取り
まとめる方針。

初会合で馳浩文科相は「規制委の勧告は、大変重大な事態だ」と述べた上で、(1)これまでの総括(2)もんじゅの在り方(3)具体
的な運営主体―の3段階に分けて議論を進める方針を示した。