「活断層」評価に同意 志賀原発調査団が規制委に報告へ


志賀原発の敷地内断層について議論した原子力規制委員会の会合=都内

(11/21 08:06 北國新聞配信)

原子力規制委員会20日北陸電力志賀原発の敷地内断層の活動性を指摘した有識者調査団の評価書案について、他の有識者
チェックする「ピア・レビュー(査読)会合」を都内で開いた。有識者からはデータの解釈などに対する異論が出たが、評価は
大筋で変わらず、「活動性は否定できない」との全体的な結論に関しては同意した。

敷地内断層で焦点となっているのは、1号機原子炉建屋直下の「S−1断層」と1、2号機のタービン建屋直下を走る「S−2・S−6
断層」。活断層の上に原子炉建屋など重要施設を設置することは禁じられており、1号機は廃炉を迫られる可能性がある。2号機
の再稼働も難しくなる。