廃炉業者656件違反 福島第1原発 労働局

(11/20 19:52 時事通信配信)

福島労働局は20日、2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、今年9月30日までの間、廃炉作業を行っている事業者の労働関係法規
の違反事例が656件あったと発表した。

労働局が調査した延べ724事業者のうち、半数以上の延べ409事業者が違反していた。656件のうち406件が労働条件に関する違反、250
件が安全衛生関係の違反だった。

具体的には、割増賃金の未払いや労使協定を締結せずに時間外労働をさせた事例のほか、作業員が線量計を正しい位置に着けずポケット
に入れたりしていたケースなどがあった。