町長が再稼働同意 伊方原発、知事判断へ 愛媛

(10/22 17:18 時事通信配信)

四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、同町の山下和彦町長は22日、県庁で中村時広知事と会い、再稼働に同意する
考えを伝えた。町議会と県議会は既に同意しており、中村知事も近く判断を示す見通し。

山下町長は会談で、伊方町議会が再稼働を求める陳情を全会一致で採択したことや、以前から要請していた経済産業相伊方原発
視察が21日に実現したことなどを踏まえ、「再稼働を容認する」と報告した。中村知事は「町長の思いを受け止める」と答えた。

会談後、中村知事は記者団に「全ての条件がそろった」と述べた。自らの判断については「全ての条件を振り返り、じっくり考えて
いきたい」と話したが、時期は明言しなかった。

伊方3号機は7月に原子力規制委員会が新規制基準を満たすと認めており、再稼働に向け地元の同意手続きが焦点になっている。