報告書生かし安全強化を 福島原発事故でIAEA


(9/18 18:07 共同通信配信)
 
【ウィーン】国際原子力機関IAEA)は17日、2011年3月の東京電力福島第1原発事故を総括する最終報告書の討論会を開いた。
IAEA天野之弥事務局長は冒頭演説で「原発の安全対策は各国の責務だが、国際協力は重要だ。(報告書は)全ての国の安全
強化に役立つと信じている」と強調した。

討論会は年次総会に合わせた会合で、IAEAが事故の経緯や安全対策の評価、緊急時の対応、放射線被害、事故後の復興の5分野
について説明し、各国政府代表らが議論。事故の国際的な検証は大きな節目を迎えた。