世界初「核燃料バンク」開設へ IAEAと協定調印 カザフ

(08/28 09:20 共同通信配信)

【アスタナ】国際原子力機関IAEA)とカザフスタンは27日、原発の燃料となる低濃縮ウラン
を備蓄し、安定的な供給を目指す「核燃料バンク」の創設協定に調印した。世界初の国際管理となる。2017年の開設を目指す。
首都アスタナで、天野之弥事務局長をはじめIAEA代表団に対し、カザフのナザルバエフ大統領
は「核不拡散追求で同様の認識をIAEAとカザフは抱いている」と強調した。「国際市場での調達が困難でもIAEA加盟国は燃料を確実に入手可能になる」(米政府)こと
から、各国独自のウラン濃縮を防ぎ核拡散阻止につなげる狙いが核燃料バンクにはある。