原子炉事業75%売却 電力公社が救済 仏アレバ

(07/30 20:26 時事通信配信)

【パリ】仏原子力大手アレバは30日、原子炉部門の株式約75%を仏電力公社EDFに20億ユーロ(約2700億円)で売却すると発表した。
2016年中に実施する見通し。両社株式の8割超を保有する仏政府が主導したアレバ救済策の一環で、アレバは株式譲渡後、核燃料事業
に専念する。

仏メディアによれば、当初は全株式の売却も検討されたが、資金面の負担を抑えたいEDFが難色を示し、部分的な出資にとどめること
で合意した。ただ最終的な出資比率は完全には固まっておらず、日本や中国の企業が少数株主として経営に参加する案も取り沙汰され
ている。