志賀原発にベント設備到着 北陸電「補完的な設備」


北陸電力志賀原発2号機に設置のため、荷揚げされる「フィルター付きベント」 27日午前、石川県志賀町

北陸電力は27日、志賀原発2号機(石川県志賀町)に設置する事故対策設備「フィルター付きベント」を船で同原発に荷揚げした。
北陸電は既存のベントや冷却装置でも安全確保は十分にできるとの立場を取っており「補完的な設備」としている。2015年度中の
取り付け完了を目指す。

フィルター付きベントは、事故時に原子炉格納容器の破損を防ぐため、放射性物質を低減させた上で内部の蒸気を外部に放出させ
る設備。北陸電は昨年8月、2号機の再稼働に向け、原子力規制委員会に新規制基準の適合審査を申請。