被曝限度引き上げは妥当 原発作業員、放射線審答申

(7/30 17:57 共同通信配信)

国の放射線審議会は30日、原発事故の収束に当たる作業員らの被曝線量限度を現行の100ミリシーベルトから250ミリシーベルト
引き上げる原子力規制委員会厚生労働省の法令改正案について「妥当」との答申をまとめた。国は改正法令を来年4月に施行する
予定。

答申では、新たな被曝限度で事故収束に当たる意思があるかどうか作業員に確認することや、教育や健康診断を適切に実施するよう
原子力事業者を指導することを政府に求める意見も付けた。政府は、東京電力福島第1原発事故直後、作業員不足を懸念して特例で
100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。