川内1号機、再稼働近づく 起動前の検査終了 規制委

(07/24 20:14 時事通信配信)

原子力規制委員会は24日、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)で行われている使用前検査のうち、原子炉の起動に必要な検査を
終えたことを明らかにした。九電が目指す8月中旬の再稼働の可能性が高まってきた。

規制委は23、24日に川内1号機の格納容器などの検査を行い、特に問題はないと判断した。九電が27日から30日にかけて実施する
重大事故対応訓練に問題がなければ、規制委が関わる再稼働前の主な手続きは終了する。

一方、九電は24日、再稼働に向けた準備の一環として、8月4日から川内1号機原子炉内の水温や圧力を上昇させることを明らかに
した。1週間程度かかると見込んでおり、その後に原子炉を起動させる方針。